私が投資を本気でしはじめて迎えた株大暴落。
それは世界金融危機。日本語でリーマンショックと呼ばれるものです。
あの時の衝撃は、専業主婦をしていた私も強く覚えています。小学校に息子を迎えに行く時、校庭で遊んでいる子供たちを見守りながら、母親達の間では、誰の主人がリストラにあったという噂話がひっきりなしに飛び交っていたからです。あの大不況と呼ばれる頃、もう街全体が暗い感じだったのをよく覚えています。
余談ですが、アメリカのリストラは本当に怖いです。
我が家の夫もリーマンショックの時ではないですが、過去にリストラ経験済みです。しかも1回だけじゃないです。前触れも一切なく、会社に行ったその日に、人事から呼び出しがあり、明日から来なくていいですと告げられ、会社関連のものは全てオフィスに置いて帰り、会社の全てのネットワークへのアクセスも即日できなくなり、そして2、3日後に必要書類などが入っているパッケージが速達で家に届きます。本人も相当ショックだったでしょうが、嫁もショックでした。
だからこそ、こういう時のためにも、絶対にひとつだけの収入に頼ってはいけないのです。
さて、このリーマンショックの時、私は自分の持っていた証券会社の口座にまだあまり執着心もなかったせいか、というか知識も何もなく、株も色々買い始めた段階だったので、自分たちの口座のお金が半分になっているという事実よりも、買いたいと思っていた株の値段が半額、いやそれ以下になっているものがあるという事実のほうが強烈でした。
まさに、半期に一度の大バーゲンというか、世紀の大バーゲンでした。
今思い起こせば、ここですでに知識があって、ニュースとかよく読んでたら、絶対あんなに爆買いできなかっただろうなぁと思います。単純に、この時は本当にラッキーだったのだと思います。
そして株投資はきっとこのくらい軽い気持ちでいたほうが、下がった時に気にせず一気に買えるんだなと今となっては実感しています。
株は下がるから怖いものと考えずに、株は下がった時こそがお買い得時だから、「セールのような気持ちで買うものだ」と気楽に考えていたほうがいいのです。私も今ではできるだけ、その時の気持ちを忘れずにしています。
下落を恐れていたら、到底いつまでたっても株の数を増やすことはできません。
勿論、ITバブルの暴落の時にも私の401K(企業型確定拠出年金)は恐らく半分、いやそれ以下になっていたと思います。でもその時は自分が持っていた口座の存在すらすっかり忘れていましたから(笑)。
さて、私が株を本格的に始めてからも、下落はちょこちょこありました。
2015年には中国のGDP成長の鈍化、そしてギリシャ債務不履行。2018年には米中貿易摩擦や当時の米政府の先行き不透明感の高まりで、米国株が結構下落しました。
そしてまだ記憶に新しいコロナショックの時には、S&P500のインデックスファンドとETF、あとVGT、個別ではグーグルとアマゾンを買い増し、そしてフォードとディズニー(ディズニーだけは今は超下がっていますが、これも超長期なので)を新しく買いました。残念なのは、引越して家を買ったばかりだったので、現金がさほどなかったこと!
でもこの時は過去の下落とは違い、世界がどんなふうに、人類がどんな状態になるかもわからない状態だったため、さすがに戦々恐々としながら株を買いました。だってアメリカは全ての生活が止まって、封鎖状態でしたから。さすがの私も生活封鎖のストレスも加わって、動悸がしたり、胃のあたりがざわざわしたりしていましたよ。だから買った後はしばらく株価は怖くて見ませんでした。
でもここで、またあの伝説のファンドマネージャー、ピーター・リンチ氏の言葉が支えになるのです。
「企業のファンダメンタルズが悪化しているのなら株を売ってもいいが、この世の終わりが来るという予言は株を売る理由にはならない」
コメントを残す