投資における富のマインドセット「サイコロジーオブマネー」

アメリカにはたくさんの企業、つまり、個別株がありますが、質の高い収益をあげている優秀な会社はごく少数です。私は今では新しく個別株を買う前には、財務諸表、経営陣、ガイダンス、チャートを調べて、あとは、その会社のライバル企業なども調べます。

そして、その後すぐには買わずに、これから保有したいなと思う株のウォッチリストを作成します。そこで、毎日の株価の動きをしばらく見ていて、それぞれの企業の価値というか、株価の動きを把握しておきます。そうすることで、企業がどのくらいの値動きをしているのかが、大体なんとなくわかってきて、買いたいと思った値段の時に買いのボタンをぽちりと押します。勿論、中にはもうちょっと、もうちょっとと躊躇して様子を見ているうちに、値上がって買い損ねることもあります(笑)。でも、こうやって観察することで、株価が下がったときに見逃さず、その企業の株価が適正価格なのかどうか、自分の持つ基準のようなものを見つけることができます。投資の儲けは我慢料といわれるのは、こういうところでも現れるのかな、と個人的には思います。

ちなみに、私が惚れた会社の株を所有する時は、何か月ではなく、10年単位くらいで考えるようにしています。自分自身、生涯学んでいくつもりで、以前調べた会社も、また調べなおしたりもして、最終的に、もうこの会社とは一生一緒にいようと自分の最終的な結論をだします。

さて、2023年は米国株の初心者さんも、割と長く投資をしている人にとっても結構、驚きの年となったのではないでしょうか?

なんといってもシリコンバレー銀行の破綻もあったり、地方銀行の破綻がいろいろ囁かれたり、割と多くのアナリストやエコノミスト達が、ハードランディングや経済悪化予想をしていましたよね。でも2023年の年末にはインフレ率は低下して、なんと、ダウに至っては史上最高値を更新しました。そして、今現在アメリカの投資家たちの間では利下げが近いとかなり楽観的です。

マーケットの回復が続いているので、優秀な企業の個別株に投資をしている人たちは、2023年は高い利益を得ている人も多いと思います。我が家もそうでした。もしも、あなたがある程度のリスク、つまりボラティリティを許容できるのであれば、質の高い優良企業の個別株へ投資を試してみる価値もあります。勿論、個別株はボラティリティが高いので、自分がどのくらいリスク、つまり、不確実性をとれるかどうかにもよります。

The Psychology of Money – サイコロジーオブマニーのモーガンハウセル氏も本の中で“Volatility is the price of admission”.「ボラティリティは入場料です」ということを説明しています。そして、successful investing demands a price「投資で成功するには代償が必要である」とあります。この日本語で訳された代償ですが、原書の場合は、priceです。犠牲にする代償というよりも、どちらかというと、向こう側で何か良いものを手に入れるための入場料にすぎず、それを通過する価値があるために喜んで支払う代償という感覚のほうが、しっくりきます。この本おもしろいので、投資をし始めた人でまだ読んでいない人は是非読んでみてください。

The Psychology of Money – サイコロジーオブマニーモーガンハウセル

さて、2023年の注目した動きは、現在こちらでいうところのマグ二フィセントセブン。

このマグニフィセント7は、グーグル、アマゾン、アップル、メタ、マイクロソフト、エヌビディア、 そしてテスラのこの7つの企業のことですが、マーケットウォッチの記事では、2023年にはSP500の企業の中で、このグループだけで合計で75パーセント増加していると言われています。すごいですよね。そして、こういった会社で思い出すのが、ウォーレンバフェットさんの言葉、

It’s far better to buy a wonderful company at a fair price than a fair company at a wonderful price.

公正な会社を素晴らしい価格で買うよりも、素晴らしい会社を公正な価格で買う方がはるかに良い

2023年は、特に、Microsoft、Alphabet、Nvidia、などはすべて AI 産業の恩恵を受けました。でも、これらの企業が設立されたときに、AIは計画に含まれていませんでした。勿論、私が株を購入した当時もです。そして、これは少し前のアップルのiPhone や  AmazonのAWS にも同じことが言えますよね。

ここで、私が言いたいのが、優れたリーダー、知的財産、強力なキャッシュフローを持っている企業は、最終的には最初に投資したときに想像していなかったようなことを実現する可能性があるということです。こういった企業は賢い人材を世界中からどんどん雇用し、変化を遂げ、新しいビジネスに投資し、利益を拡大し続けることができます。勿論、それがこの先さらに20年以上続くかどうかなんてことは、誰にもわかりません。でもその時、私はとうに70歳をすぎていて、株も売っているか、子供たちに相続されているか、なので後のことは後のものが考えればいいことです。

つまり、このような企業にリーズナブルな価格で投資することができていれば、当初の予想をはるかに超えた結果をうみだしてくれるということです。

そして私はこれが、The Psychology of Money – サイコロジーオブマニーのモーガンハウセル氏の本の中で言われる“Volatility is the price of admission.「ボラティリティは入場料です」の言葉の意味だな、とちょっと私的解釈を加えながら読んでしまいました。というのも、ハウセル氏が推しているのは低コストのインデックスファンドへのドルコスト平均法だからです(笑)


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