夫婦とお金の問題

夫婦生活も長く続くと、お金の問題だけではなく、こんなはずじゃなかったのにとかって思うこともありますよね。

私も勿論ありましたよ。まぁ、夫がどう思ってるのかは知りませんが、私がこう思ったこともあるというなら、きっと夫も思っていた(いる?)はずです。夫婦というものは、お互い様ですから。

さて、Forbes Advisorの調査によると、アメリカの離婚したカップルの離婚原因として38パーセントが経済的問題のせいだと報告されています。お金の問題は夫婦が喧嘩をする問題になることで、こちらのトークショーとかでもよくとりあげられています。特に経済状況が不安定な場合などはお金の話をすると、必ずフラストレーションや緊張が生じます。

アメリカでラジオ番組や司会をつとめる人気のファイナンシャルアドバイザー、ディブ・ラムジー。彼の会社、ラムジーソリューションの報告によれば、結婚してうまくいっているカップルの54%は習慣的にお金の話をしているとあり、反対にあまりうまくいっていないカップルがお金の話をするのは、その約半分くらいの数字で29パーセントとでたそうです。私の仲の良いアメリカ人の友達で、私に資産形成という扉をあけるきっかけとなった「いつリタイアするつもり?」という言葉を発してくれた彼女も「私と夫は毎月、これからの将来の計画、そしてファイナンスの話をしているわよ」と言ってました。

さて、例えば配偶者とあなたのライフスタイルが違う場合は、より多くの話し合いが必要になります。自分のライフスタイルは、自分たちの収入に一致する必要があります。インスタグラムや他のSNSで知り合いや他人の投稿を見て、自分もあんなふうに生活したいと思うかもしれませんが、家計に十分な資産がない場合は、雪だるま式に負債が増える原因にもなりかねません。

我が家もお金に対する考えが違いました。主人は、毎月の中で決まった金額で生活するという考えがなかったように思います。投資を本格的に始めた頃とかは、玄関先に次から次に主人がオンラインでオーダーしたアマゾンからの配達物が来て、節約マインドにどっぷり入っていた私は精神的にかなり辛かったです。でも、投資に関して反対されることもなかったし、私の投資の方法に口をはさむこともなかったし、ジョイントの証券口座のパスワードさえ覚えていなかったので、この点はすごくやりやすかったし、感謝しています。というか、今では彼のほうが私に感謝していますよ。

確かにお金の考え方は人それぞれ異なります。カップルの中には、我が家のように一人は節約派で、もう一人は浪費する傾向があるかもしれません。そういう時も、妥協が必要になります。

家計を預かるのは、別に性別に関係なく、得意なほうがすればいいことだと思います。数字を扱うのが好きな人もいれば、嫌いな人もいるわけですから。嫌いな人が無理してする必要はないと思います。どちらも嫌いであれば、それは、まぁ、どちらかががんばりましょう。

あと、性格の違いが夫婦間の金銭問題を引き起こすこともありますが、それは本当の原因ではないように思います。問題の原因は、どちらかがもう一方の意見を聞くことを無視したり、どちらかがお金の管理から完全に手を引いたり、どちらも自分の意見をゆずらなかったりしたときに起こるんだと思います。

お金の管理が得意な人は、お金の詳細を独り占めせずに、配偶者を威圧することなく予算をたてることが大切かなと思います。そして反対に、家計の管理を全部配偶者にまかせているという人は、丸投げするのをやめましょう。あなたにも家計に関する投票権があることを忘れないでください。だから、管理をしている配偶者にたまにはフィードバックをしてあげるといいかもしれません。ただ、普段丸投げしているなら、くれぐれも批判的な口調でフィードバックはしないこと。あなたにも投票権はあったのに、何もしてこなかったことを自分が選んだということを忘れないようにしましょう。

このあたりは上手に励まして、チームとして助け合うことが重要かもしれません。なぜなら資産を築くには、より強力で団結したチームで協力しあってするのが最適だからです

場合によっては、より稼いでいる配偶者が、家庭内でより強い立場にいると錯覚することがあります。でもそれも正しいとは思いません。だってそうなってしまうと、より多くの結婚やお金に対する問題が増えるからです。

家計に入ってきた収入は、たとえ一馬力であっても、二馬力であっても、またはどちらか一方がより稼いでいたとしても、それは片方だけのものではなく、家庭のものだからです。お互いが一緒に生活をするパートナーとして、同じチームにいると考えたほうがいいと思います。これは団体スポーツと同じです。サッカーでも野球でもバスケでも誰がより多く得点を稼ぐかが問題なのではなく、チームが勝つことが問題なわけですから。

カップルで、収入が少ないほうの人や家で子供たちと過ごしている人は、自分たちにはそれほど発言権があってはいけないと感じるかもしれません。専業主婦の方が、必要最低限​​以上のものにお金を使ったりすることに罪悪感を感じているという話はこちらでも時々聞きますし、私も実際そうでした。夫や子供たちのものを買う時には、罪悪感はありませんが、自分が欲しいものを買う時には、また今度にしよう、とか、これは本当に必要なものなの?とか自問自答して、手にとったものを返したりとか、よくありました。これは、私は今では自分にも言い聞かせていることですが、自分もチームの一員である、ということです。私は日本を離れて長いせいか、つい日本を離れた時の風潮をまだひきずっているんですよね。良き妻、良き母、というものです。いつもいつも自分のことは後回しにしていました。特に私の世代の専業主婦のみなさんは、こういった傾向がまだある人もいるのではないでしょうか?でも、あなたにはお金と結婚について同等の発言権があります。それが男性でも女性でも、専業で家族や子供たちの面倒をみてくれている人たちの提供してくれる価値には、すごいものがあります。アメリカでは、というか、私が以前住んでいたところでは、妻が働いて、夫が専業主夫をしている家庭もわりとありました。私もふくめてみんな学校や地域のボランティア活動に積極的に参加していましたよ。私たちはすでにさまざまな方法で、チームのつまり家族のお金を節約したり社会に貢献したりしています。

あと、お金や人間関係に関しては、満たされない期待が多くの衝突を引き起こす可能性もあります。配偶者に対して満たされない、不満を感じる最も簡単な方法は、物事が一定の方向に進むと期待していたのに、現実が少し違うことに気づくときです。

結婚したらマイホームとか、家族旅行は海外旅行とか思っていた人は、賃貸にずっと住んでいたり、家族旅行に行けなかったりするとがっかりするかもしれません。でも、過剰な期待を抱いて、お金や結婚生活の問題を引き起こすと、それがまた更なるストレスを引き寄せるかもしれません。これ言うと語弊があるかもしれないんですけど、相手にだけ期待をするのではなく、相手にはできないな、と思ったら、がっかりせずに自分がすればいいだけの話です。

とにかく、二人で資産形成をするのなら、お金の扱い方、将来の目標、収入を共同でどのように扱うかについては率直に話すことが大切になります。

そして、予算。私がいつも話している予算です。家計の予算は二人の考えに基づいたものです。長期的な目標が何か、そしてそこにどうやって到達するかについて話し合います。若いカップルでしたら、子供を持つこと、家の購入、快適な老後への貯蓄、などがあげられます。

あと、もし負債があるのなら、多くのカップルにとって、負債への対処が最初のとりかかりになります。我が家も主人の学生ローンに一番最初にとりかかりました。自分がこれから何に巻き込まれようとしているのかを知ることは、それにどう対処するかを決めるのに役立ちます。

お互いが、相手が知るべき経済的習慣、あるいは将来の支出に影響を与える可能性のある個人や家族の問題については、もしもこの先ずっと一緒にいようと思うなら、互いに包み隠さず話あい、ゆるしあい、協力しあうことが必要になって来るのかなと思います。もちろんこれは、配偶者がサイコパスだったりとか、暴力をふるうとか、そういうことのない、一般的な場合です。


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