2024年5月のCPIレポートも発表され、パウエル議長は考えていたよりも長く現在の金利を維持する必要がある可能性が高いことを話していましたね。インフレが少し緩和されたと言われても、実際にアメリカに住んでいる一般消費者である私達にはそうとは思えません。発表後はマーケットが前むきに捉えたせいか、株価指数も上昇してその日はS&P500は5300の壁を超えました。
でも、生活費の上昇は依然として米国全土では問題だし、ヤフーファイナンスの記事によると現在では、アメリカ人はインフレを国が直面している最大の問題の1つとしてランク付けしているそうです。確かにアメリカに実際住んでいて、このことはよくわかります。
どのくらいの給与を稼ぎ、どの州で稼ぐかは、特定の地域での生活費をどれだけうまく管理するかに大きな影響を与えるというのが、アメリカですが、でも実際、どこに住んで働いても、今の状態のインフレではやがてはアメリカ国民の購買力に影響を与えるのではないかな、と思います。この1年くらいの間は、実質賃金、またはインフレを考慮した後の給与収入の割合は、求人の中で賃金が急速に上昇しているにもかかわらず、生活費などのコストの急上昇に追いつくのに苦労していると言うのが、一般のアメリカ人だと思います。
CNNによると、現在の高インフレの現状では、2013年に稼いだ75,000ドルの給与と同じ購買力を保つには、98,000ドル以上を稼ぐ必要があるそうです。
食料品から医療費、車の保険代や住居にかかる費用まで、生活のほぼすべての面で価格が高騰し続けるにつれて、粘着性のあるインフレがすべてに手を出してきているようにも感じます。小さいお子さんがいる家庭は更に大変です。調査会社ナンビオによると、チャイルドケア、日本で言うと保育園とか幼稚園みたいな感じです、それにかかる費用が1ヶ月の中央値が1378ドル。つまり今の日本円にして20万円くらいです。1ヶ月ですよ、1年じゃないです。レストランなどだと、外食費は普通のレストランで2人で食べて75ドルが平均、日本円で1万1千円くらいです。これきっとワインとかビール頼むと、これ以上すると思います。
我が家も先日夫と二人で久しぶりにビーチのイタリアンレストランに行ったら、パスタが一皿30ドル以上になっていて驚きました。普通のシーフードパスタです。コロナ前は多分20ドルくらいだったと思うんですけど。そして、我が家も持っている企業ですが、マクドナルド。マクドナルドのミールセットの中央値が11ドルだから、1650円くらいです。ファーストフードなのに、もうファーストフードとは思えない値段です。日本ではマクドナルドのセットってきっともっと安いですよね。でもマクドナルドは先日アップルニュースで、ミールセットがあまりにも高くなっているから、5ドルのセットプランを打ち出すとありました。今の外食産業は人件費があがっているので、全ての値段に影響が出てきているんだと思います。
下の表は食料品の中央値です。

日本の奥様、日本のスーパーと比べてどうですか?1パウンド表記だから、わかりにくいでしょうか、1パウンドは大体450グラムくらいです。今は1ドル156円くらいなので、こうやって見ると為替の影響で私にとっては更に高く感じます。上からちょっと読んでみますね、牛乳、食パン、米、卵、チーズ、鶏胸肉、ステーキ肉、そしてりんごにバナナオレンジ、トマト、ジャガイモ、玉ねぎ、レタスひとたま、水、ワイン1本、国内ビール、外国産ビール、そして最後がタバコ1箱の値段ですね。ジャガイモ、玉ねぎのあたりはそんなに値段変わらないのかしら。
日本の皆さん、アメリカは給与が高くても、生活費が高いです。これで給与が安ければ、本当に暮らすのは難しいです。我が家の息子は、親に頼りたくないそうで、ガールフレンドと二人で暮らしていますが、正直、一体どうやって生活しているんだろうかと心配になる時もあります。食料品に限っては、インフレ危機が始まる直前の 2021 年 1 月と比較すると、まだ21% ほど上昇しているそうです。
そしてこちらの資料は2024年1月の記事にあったフォーブスアドバイザーからのものです。これは州別の家賃の平均だそうです。

ハワイが一番高いですね、私の住んでいるカリフォルニアは1956ドル。現在の日本円にして30万くらいです。
そしてこちらが持ち家を購入した場合の毎月のローンこちらもダントツハワイが一番高いです。

カリフォルニアも物価が高くて大変と思っていたけど、ハワイはもっと大変ですね。ハワイについでカリフォルニアが4442ドル、ということは毎月のローンの支払いが69万円くらいですね。カリフォルニアの家の平均の値段が、現在の日本円にすると1億1千万くらいです。でもこの値段で、多分一軒家は買えないですね。住む地域にもよりますが、これだと多分コンド(日本でいうところのマンション)か、もしくはタウンハウスと呼ばれるものだと思います。ハワイは賃貸にしても、持ち家にしても全米で一番高い州になっています。
そしてこちらがヘルスケア、医療費にかかる平均です。

こちらは2018年から2020年までのKFF.orgの医療費データーを元にフォーブスアドバイザーが作成したもので、医療費には保険料、控除額、自己負担額も含めているそうです。アメリカは医療費自体が無茶苦茶高いので、健康保険を持っていて自己負担分だけでも、救急車一回呼んだら州や住む地域にもよりますが、1000ドルくらいはかかります。医療費はアラスカが一番高いようですね。1年間にかかる医療費の平均が$13187ドル。日本円にして200万円くらいです。日本は医療費が高くなると、確か高額療養費制度があるので、政府が負担してくれる自己負担の上限があるので日本の社会保障制度は本当に素晴らしいです。
これだけ物価が高く、クレジットカードに頼ったりすれば、負債がどんどん膨らんでいくわけです。CNNによると、ニューヨーク連銀が今週の火曜日に発表した新たなデータでは、第1四半期に家計債務残高が増加するにつれ、延滞も増加したとあります。そしてクレジットカード残高のうち重大な延滞の割合が2012年以来の最高水準に上昇したそうです。アメリカではコロナのロックダウン中に消費者が支出を減らし、州政府と連邦政府から両方のstimulus checks(補助金)を受け取っているので、それらの資金で貯蓄を増やし、借金を返済することができたため、パンデミック中は延滞率が歴史的な低水準にまで減少したそうです。でも、こうやってコロナも終わり、補助金もなくなり、またサプライチェーンなどの問題が国内および世界のインフレを促進し、その後金利が上昇したため、近年は延滞率が上昇しているとありました。
国民の負債も増え続け、政府の負債も増え続けるアメリカです。IMF財政局長のヴィトール・ガスパール氏は、「米国の緩和財政政策は世界金利とドルに上昇圧力を与えている」と発表しています。
if america sneezes the world catches a cold、アメリカがくしゃみをすると世界が風邪をひくという言葉がありますが、どうぞくしゃみをしないように願います。まぁアメリカは昔から、議会がなんとか手をかえ品をかえ、短期的な予算案とかをだして、今までもその場しのぎでも、苦境を乗り越えてきています。とりあえず、一般市民の投資家の私たちが色々な憶測や心配をしたって、何の特にもなりません。私達が注意をするのは、どんな状況でも粘り強く利益をとっていくことだと私は思います。
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