さて、見ましたよ。いや、本当に言いたいことは山ほどあるのですが、CNNやMSNBC、そしてWSJの動画のコメントを読んでいるだけでも、あぁアメリカ人、今回の選挙は本当に可哀想だなぁと思いました。
「私の息子が負け犬なのではない、お前こそ負け犬だ」と現職大統領の台詞。
さて、こちらの現地動画のたくさんあるコメントのなかでも、私が最優秀賞をあげたいと思ったコメント、というか、目が止まったコメントがこれ。
The real loser of this debate is America.
この討論の中で本当の負け犬は、アメリカだ
まさに象徴していますよね。あと、コメントで「この討論会を誰も3分以上見るべきじゃない」とか、「自分の人生のなかでこんな恥ずべき討論を見るとは夢にも思わなかった」とか、あと面白いなと思ったのが、アメリカにはSNL、SaturdayNightLiveという長者番組のコメディナイトショーケースがあるんですが、その番組の中でアメリカの文化やアメリカの政府をおもしろおかしく批判したり、扱ったりする寸劇があるんですね。私はこの国に引っ越してきて初めてこの番組をみた時は、「へぇ、こんなお笑い日本では見たことがないな」と思いました。こういうパロディショーがあるから、ちょっととっつきにくい政治の話とかでも、おもしろおかしく感じることもできるんだろうなと思います。
話を元に戻しますが、今回の討論会のコメントの一つに「2000年に誰かがこの討論会がSNLのパロディショーだって言ったとしても、みんな信じるだろうね」
つまり、本当にそれくらいパロディショーみたいなものだったということです。
コメントをさらっと読んでも、2人の候補者がどれだけ年老いて、どれだけひどい討論会だったかを皮肉っているものが圧倒的に多かったです。あとバイデンさんのスピーチのせいで、やはり年齢のことや、何を話しているのか聞き取れない、とかそういうコメントも割と多かったですね。確かに、私もトランプ氏に比べて聞き取りにくいと思いました。また、インフレのことについては、コメントでは「食料品の値段が100ドルから120ドルになったのではなく、200ドルになった」と食費の値上がりの酷さをさしているものも割と多かったです。
アメリカの大手小売店が価格競争を始めたとニュースが封じても、しつこいインフレが少しずつ落ち着いてきているという政府の統計が出ていたとしても、実際のアメリカ人にはインフレが落ち着いているようには全然感じていないのだろうなということがよくわかるコメントでした。討論会自体の方も勿論重要ですが、こんなコメントを読むと、今アメリカ人が実際にどう思っているかとかも、知ることができておもしろいです。
さて、この討論会、バイデン大統領が自身の年齢に関する懸念を払拭するどころか、むしろ強めたようにも感じるとWSJや他のニュースで報道されていました。
コメントの中でも、他にも優秀な大統領候補になれるべき人物はいるのに、どうしてこんな年老いた2人から選ばないといけないんだというようなものもちらほら見られました。私も実際そう思いました。
私は長期投資家なので、大統領が誰になってもマーケットに対する影響はあまり気にしないようにしています。
私と同じような長期投資家の皆さんはこちらのフィデリティの記事を覚えていてください。フィデリティの記事にあったのは、フィッシャーインベストメンツのチャートでSP500が、権力者や政党にほぼ関係なく、ほとんどどの大統領の間でも上昇し続けていることを示しているということです。米国株は歴史的にも長期的に上昇してきたことを覚えておくことが重要になってくるので、過去の大統領や、政党がかわったからといって株価が変動するというよりも、データーでずっと上昇傾向にあって、その間に大統領選挙もあるということを忘れないでいるほうが大切になってくると、いった内容のものです。こちらのグラフを見てわかるように、より長い時間枠では、株式市場の全体的なパフォーマンスは、誰が大統領になってもあんまり関係がないことを示しているんですね。

あと政策影響で何処のセクターが伸びるとかはあくまでも予測であって、現実には現段階ではどの政党が特定の機関に勝つとか、どのセクター、どの産業が次の政権、政策から恩恵を受けるかは、誰も確実に予測することはできないということは言うまでもない、とも書かれてありました。
あとこちらはワシントンDCに拠点をおく無党派のシンクタンクで、アメリカと世界の社会問題、世論、人口動向に関する情報を提供しているpew researchセンターが実施したアンケート報告なのですが、これは討論会が行われる前の5月におこなったものです。その報告では、調査を受けたアメリカ人の4分の1バイデン氏とトランプ氏の両方に好意的な見方をしておらず、この2人はここ数十年で最も人気のない主要政党の候補者ペアだったそうです。そしてどちらがより人気があるかどうかは、討論会の前ではわずか2%ですが、トランプ氏のほうが人気があるようですね。討論後にどう変わったかも気になるところです。

そしてこちらのグラフが過去の主要候補者の不人気ペアの組み合わせです。2016年のヒラリー氏とトランプ氏も悪かったですが、今回は25パーセントなので、それを上回る結果です。

11月の大統領選に向けて、youtube上のコマーシャルでも私が見る動画によってかどうかはわかりませんが、各政党への寄付呼びかけも増えています。今日は、先週木曜日にあった大統領選の討論会の動画へのコメントがおもしろかったので皆さんに現地の声をお届けしました。
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