トランプ関税のドタバタ劇

関税に動きだしたトランプ大統領。カナダ、メキシコ、中国への関税計画を進め、本当に出すつもりなのか、それとも交渉手段として使うつもりなのか、と政府関係者や経済アナリスト達をヤキモキさせていた心理ゲームも終わったか、と思いきやカナダ、メキシコに至っては1ヶ月の猶予がでました。ドタバタの先週末。

特に中国との関税問題は2018年のあの頃もウォール・ストリート界隈かなり混乱していて、私は投資の話が好きなので、パーティでもよく男性グループの話を盗み聞きしたりもしますが、ちょうど12月のクリスマスパーティで投資の話をしていて、「今はこの先どうなるかわからないから株は始めるべきじゃない」という友達の夫の言葉を聞いていました。彼の友達の1人が今した方がいいかどうか聞いていたからです。その時私は「え、今こんなに下がってるからこそ、今までしたことがないんだったら始め時じゃないの?」と言いましたが、誰も真剣には聞いていませんでしたね。

だからいつまでたっても始められない人は始められないんだろうなって思いながら、男性達の井戸端会議を抜け出し、ママ友達とワインを飲み始めたのをよく覚えています。その後コロナショックが起こったから、その人コロナショックで買ってなかったら本当に勿体ない。

さて、関税合戦というか貿易戦争がいよいよ始まるのか、そうでないのか、実際に住んでいる身としては気になるところでもあります。というのも、すでに外食やサービスなどでは物価高を感じているので、正直これ以上また値上がるのは嫌だなぁって思います。車のオイルチェンジを週末にしたのですが、以前は120ドルくらいでできていたのに、今回は159ドルかかりました。とにかく人件費が上がっているせいか、サービスの値段は上がっているように感じます。

イエール大学では中間所得層の購買力が1250ドル低下すると言っています。でも、これも予測であって本当かどうかはわかりません。負債を持っていても消費が好きなアメリカ人達が、経済学者の中間所得層の消費活動が減少すると言うこの予測通りに動き、消費を控えるようになるかどうかっていうのはまだわからないからです。あの頃、確かにガソリンの値段が高くなったのは覚えているけど、パンデミックのサプライチェーンの混乱の頃のようにスーパーの棚から物が消えたり、食料品や何もかもが劇的に上がったひどい思い出はないからです。

でも私は投資をするので、ウォール・ストリートの記事や経済ニュースでは企業への影響とかで大きく騒がれていたのはしっかり覚えています。マーケットも下がりましたし。我が家はあの頃大きな買い物はなかったですが、例えば車とか家電製品とか大きな買い物をその時にしていた人には関税の影響の記憶があるかもしれません。

アメリカ企業だって過去から学んでいます。アメリカの流通センターのほぼ中心とも言えるテキサスのダラスフォートワースではアメリカの75%の物流サービスをになっているとも言われていますが、CNBCのリポートによると、この巨大な場所で大型小売店などは関税に備えて備蓄をすでに始めていたそうです。

ここでは2023年から2024年にかけて中国からの商品は22%増加していたそうです。インフラ面では橋や道路や電気設備を建設する際に必要な大量の中国製の部品が使用されているそうですが、そういった部品も11月以降大量に備蓄されているようです。ウォールマートは前倒しですごく備蓄していたようです。でも、それが4年もの間備蓄できるはずもないし、あと中小企業にとってはウォールマートのような大企業が持つ資金力には到底叶うはずもなく、もし関税が本当に遂行されれば直接的な影響を受けると思います。小売に限らず、製造の中小企業の多くも、今やグローバル化しています、国内に工場を持っていても、使用される部品や製品の一部は外国から輸入されているものも多いでしょう。もしも直接影響を受けなくても、理由にして値段をあげることだってできます。消費者の私たちにはわからないわけですから。

政府からの多額の資金援助が半導体企業へ流れていても、アメリカの中小企業が関税に立ち向かうための資金を今の政府から受け取ることができるのかどうかもまだわかりません。だからこそひどい貿易戦争にならないようにと思うだけです。

それにしても大統領、Canada should become our Cherished 51st stateなんて言っちゃいましたね。これ、カナダ人激怒でしょう。

昔からアメリカ人の多くは、安い中国製品の品質に文句をいい、そしてアメリカ製品の値段の高さに文句をいうと言われています。誰も勝たないこの関税合戦、泥沼化しないことを祈るだけです。

Happy investing!


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