アメリカの混乱

マーケットでも政治でも、第2次トランプ政権に混乱中のここアメリカです。

アメリカには議会が、上院下院とありますが、ピュー・リサーチセンターの報告では今回の第119回議会は、少なくとも全体として少しだけ若くなっているそうです。ピュー・リサーチセンターは私が時々読んでいるシンクタンクなのですが、アメリカ合衆国のワシントンD.C.を拠点としてアメリカや世界における人々の問題意識や意見、傾向に関する情報を調査しています。ここはアメリカでも無党派として有名なので、割と公平にデーターが見られます。

日本の皆さんにわかりやすいように説明すると、アメリカの連邦議会は「Congress」と呼ばれ、上院と下院と2つの院で成り立っています。上院はSenateと呼ばれ、下院はHouse of Representativesと呼ばれますが、略してハウスと呼ばれることが多いです。

今回の下院議員の議決権の年齢の中央値は57.5歳で、上院の年齢の中央値は64.7歳です。

今回の議会は​​初めてのメンバーの約半数が30代と40代だそうです。ピュー・リサーチセンターの記事を読んで、最近やっと若返ってきたのかなと思いましたが、NBCニュースの記事では1930年代から見るとまだまだそうとも言えません。

一般の人はみんな若くしてファイアを夢見ていますが、議員の皆さんはそうでもないようですね。

そして、今アメリカの各メデイア、政府関係者を揺るがしているのがトランプ政権下で特別政府職員として活動するマスク氏。彼自身の手で選んだチームの最年長が、2月5日の現時点では25歳と言われています。すごいですね。チームのメンバーには大学生もいるそうですよ。

ここで政府関係者やメディアが恐れているのは、マスク氏のチームがUS Treasury、連邦政府の財務省のシステムにアクセスできる権限を持つこと。この権限を持つと、国民のソーシャルセキュリティーナンバーにもアクセスできるし、社会保障などにもアクセスできるからだそうです。彼も彼のチームも連邦職員ではないし、大統領は国民に選ばれたが、彼は国民に選ばれたわけではないと言われています。

怒りの民主党員は、「選挙に負けて洞穴に隠れている民主党のリーダー達は穴から出てこい!共和党が選挙前のスピーチで毎週値上がりするりんごの値段やベーコンの値段を民衆に訴えていた時、あなた達は民衆に何をしていたの!​​私たちが本気でストップするつもりなら特急列車にひかれる覚悟でデモクラシーの危険を守るために線路に横たわれ!」と言ってました。かっこいい女性だなぁって思いながら話を聞いてしまいました。

政治のうえで、アメリカは多分日本人のみなさんが思っている以上に今混乱しています。

例えば今回たった数時間で翻ったカナダへの関税。トランプ大統領がカナダに出した提案は、実はバイデン元大統領の時、12月17日にはすでに財務省で出されていた提案です。でも、関税と言う強硬手段を使いそれを実際にやり遂げたのはトランプ大統領です。いいとこどりのように民主党員には言われていますが、実行に移させたのはトランプ大統領なんですよね。

私はあまり政治の話をするのは好きではないですが、それでもこの混乱ぶりは生活レベルでみると、4年間平和だったFBグループの近所の女性達の書き込みでも見られます。U.S. Immigration and Customs Enforcement.略してICE、こちらではアイスと呼ばれますが、そのICEの行動をめぐってグループの中で激論になり、グループの管理者がその書き込みを数日後には消していました。

政権が変わってから、道路でICEが不法移民を取り締まるために、それらしく見えるというだけで、車を路上でストップさせることが増えているそうですが、書き込みをした彼女によると、彼女の家でずっと家事代行をしてくれている家族のようなメキシカンの女性が路上で車を止められて、ICE職員の態度に怖い思いをしたと言うことを書いていたのが激論になったきっかけでした。

そのFBグループ、第一次トランプ政権の時にはひどい荒れようでした。当時は書き込みを消していく管理者の彼女も大変だろうなと思いながら、国のリーダーがここまで深く国民の生活に、国民の心にヘイトを植え付けるのは恐ろしいと思いました。当時はアジア人である私も近所のスーパーに行くのが怖いと思ったことがあるし、実際息子のハイスクールの日本語クラスの先生はヘイトクライムにあい大怪我をしました。

最近の他の書き込みには、「夫が移民で今回グリーンカード(10年毎更新する永住権)の更新があるけど、申請してからなんと29ヶ月待ちになってしまっている。どうしたらいいの」と言う女性の訴えもありました。この訴えには掲示板グループの弁護士の女性の1人が返信をしてあげていました。移民を家族に持たない、もしくは移民とあまり関わりのないだろう掲示板内のアメリカ人女性達は、「どうしてあなたの夫が市民権を取らないのかわからないわ」とか、「もっと早くに申請していたら」と返信していました。

政治の話はしたくないと言いながらしてしまいましたが、これで終わりです。政治の話になると、我が家の夫もそうですが何故か人は冷静になれないようです。

アメリカマーケットはメキシコとカナダへの関税が1ヶ月先伸ばしという休憩に入りましたが、中国との問題もまだあるし、デジタルサービス税をつけてくるEUからハイテク産業をまもるためのEUとの問題もまだあります。

まだ起きてもいないことをあれこれ心配しても仕方がないし、私はいつも通り待つ喜びを胸に今日も長期用の株はしっかり握りしめて過ごしています。マーケットが右往左往しても、メディアが騒いでも、心静かにガーデニングを楽しみながら株の行方を見守っていきます。

Happy Investing!


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