Quietly Wealthy People、日本語に訳すと静かな富裕層とでも言いましょうか。
この人達は、トーマス・スタンリー博士とウィリアム・ダンコ博士の共同著書「となりの億万長者」の中に書かれていたような人達です。
静かな富裕層の人達の特徴で最初に言われるのが、3つのEの話題を避けると言うことです。この3つのEは、Earnings収入, Expensive purchases高価な買い物, そしてExcess身の丈を超えたとか、超過分のことですね。
最初のEから説明しますね。
最初のEはEarningsで収入ですが、静かに富を築いている人達は、自分たちがどのくらい稼いでいるかと言うことを話さないと言うことです。自分の収入の高さを話すということは、自分がどれだけ裕福なのかを他人に知ってもらいたい、他人に証明しようとしているからで、本当に裕福な人はどれだけ収入があるのかなど別に人に証明する必要もないのをわかっているから、特に自分から話したりはしないそうです。年収いくらかとか年商いくらかとか、自分の収入は他人に見せびらかすための収入ではなく、自分がどのくらい裕福なのかをすでに知っているから、あえて自分はいくら稼いでいますと誰にも言う必要はないからです。
これ聞いて、わかる〜って思いましたよ。だって我が家の義理の弟は本当にこのQuietly wealthy peopleの1人だと思うのですが、新しい不動産物件を購入した時も言わないし、自分の不労所得の話とかもしないです。こちらが「そういえば今どんな物件持っているの?」って聞いてはじめて答えてくれます。
そして2番目のE、Expensive purchases高価な買い物。
高価な買い物も本当にお金持ちの人は別に見せびらかすために何を買ったかなど人に言う必要もないので、高価な買い物を例えしたとしても人には言わないということです。
自分が本当に欲しいものが何かをわかっているから、それは別に人に見せびらからしたりする必要もないのでしょうね。反対に、そうでない人達は費やしたお金を最大限に活用しようとするから、何を買ったかを友人に伝えたり、ソーシャルメディアで話したりするとも言われています。私の仲の良い私から見てお金持ちだなと思う人は、大体何故か物欲がない人が多くて高価なブランドもののバッグなどは持っていないアメリカ人が多かったです。
アメリカの個人のファイナンシャルリテラシーをあげることに情熱を燃やしている方でジョージカメルさんと言う人がいますが、彼の有名な言葉があるのですが、それがFake rich =Real Brokeです。まぁ言い過ぎ感もありますが、なるほどなぁとも思える言葉です。他にはMoney talks but wealth whispersなども聞いたりします。お金持ちアピールは目立つけど、豊かな人達は静かにしている、本当の富というものは目立たず、自然と伝わるものと言うような意味合いだと思います。
そして3番目のEはExcessのEです。
静かな富裕層の人達が身の丈を超えた生活を避ける、好まないのは、裕福な人達が大事に思っていることはそういった生活ではなくて、人生のなかでは選択ができる自由があることこそが大切なことだとわかっているからだそうです。
だから、この3つのEをさけることが、静かな富裕層と言われる人達の特徴だそうです。このQuietly wealthy peopleと呼ばれる人達は自由であること、選択できる自由さを選び、誰かに認められたいからではなく、何が自分にとって一番価値があるものなのかを見極めているということです。大体において大切にしているのは、信頼と家族とそして心の安定だそうですよ。
最近、私お葬式に行くことが多くなったのですが(義理の家族のお付き合いのある方達がすでに90歳近くなのでそのせいもあるのですが)、お葬式に参列した時に、やはり人の死を前にして思うことは自分の人生で本当に大切なことはなんだろうと考えるようになりました。自分の時間が人に賞賛してもらいたいがために使っているのか、人を助けるために使っているのか、自分や家族のために使っているのか。自分の人生なのだから、自分が自分をどう思うかををもっと気にした方がいいなぁと思うようになりました。
さて、この3つのEは全て他人からすごいと思われたいという承認欲求からくる行動で、本当の意味で豊かな人はこういった見せびらかしをしないとも言われています。
となりの億万長者の本にも書かれてあったことなのですが、この人達が気をつけていることの一つは収入より支出を抑えることです。高所得者でも高級車やブランド品に多額の支出をしている人は、実は純資産、つまりUAW Under Accumulators of Wealthが低いともあります。だから、となりの億万長者達は収入に比べて質素な生活を送っている人が多いと言うことでした。
あと本の中でも言われていたことは、静かに富を築く人達、つまりとなりに住んでいる億万長者の人達は負債を極力避けます。
例えば、車。こういった人たちは減価償却費やローンを避けるために、信頼できるブランドの車を長く運転するとも言っています。本の中でも「you are not what you drive あなたはあなたが運転する車ではないです」というメッセージがありました。
あとサイコロジーオブマネーという本の中でもモーガンハウセルさんは富とは目に見えるものに変換されていない金融資産であると言われていました。彼はまた他人にどのくらいお金を持っているかを示すためにお金を使うのは、一番早くお金を失う方法だとも言われていました。
こっそりとお金持ちになる人達は、他人からよく見られたいという癖や衝動を辞めることこそが、富に近づく道への第一歩だと言うことをわかっているのでしょうね。。Financial discipline、日本語でいえばお金の管理に対する自己規律、自制心とでも言いましょうか、静かに土台を作りそして確実に複利で増やす。これがやはり基本になると思います。
例として車のことを話しましたが、私はこれは家も同じだと思っています。子供の学区のためにあえて良い住宅地には住むけれども、でも特別高級な住宅には住まずにいることで、住宅ローンに縛られない生活を送ることもできるし、富も蓄積しやすくなります。家は自分にとってはサンクチャリ、つまり快適に住む場所であって、人に見せるショールームなわけではないですから、自分が居心地よく住めることにフォーカスして、人に見せびらかすために購入するものではないと思っています。
これは経験からですが、他人からどう見られるかを気にせず、自分自身の経済的自立を最優先することで、資産も増えていくのだろうなということがわかります。あと、私も何かものを買う時に「あ、同じだっ」て思ったことなんですが、Quietly wealthy peopleの人達はものを買う時には、これは自分に買えるのかではなく、これは買う価値があるのかと言うことを考えるそうです。あのウォーレンバフェットさんの配偶者でもあるアストリッドさんが、毎年サンバレーで夏に開かれるビリオネアー達のサマーキャンプで4ドルだったか5ドルだったかのコーヒーが「高すぎる、これで1ポンドのコーヒーが買える」と言ったという話はアメリカでは有名でした。ちなみに、バフェットさんの自己資産総額は1400億ドルとも1600億ドルとも言われています。
あとは、他人がスティタスを追いかけている間に、静かなお金持ちは富を築くことに集中するそうです。1日24時間365日、お金には1日も休んでもらわずせっせと働いてもらう。人間は1日24時間365日文句も言わずに働き続けるなんてことは不可能ですが、お金にはできます。投資をすることによってお金は文句も言わずに自分の代わりにずっと働いてくれます。
お金が全くなくても物々交換や自給自足で生きられる環境にある人以外は、お金は必要になります。お金は1日24時間365日、文句も言わずに働いてくれる人生の良きパートナーにもなれる存在ですから、その力を生かしてもらうためにも投資をしてください。それがどんな投資でも、です。私自身はアメリカに住んでいるから米国株へ投資をし続けて、それで資産形成したので、個人的な経験から米国株への長期投資を勧めていますが、それでないとだめだなんてことは全く思わないし、不動産投資が得意な人は不動産投資をすればいいし、FXが得意な人はFXでお金を稼いで、それを更に自分の好きな投資に回せばいいし、起業できる人はビジネスに投資をしてそれを更に大きくしていけばいいと思います。日本株は配当が良いので、配当で毎月の収入を増やすことだってできますよね。
静かな富裕層の人達は投資をする時でも、数年単位で考えるのではなく10年、20年単位で考えると言われています。彼らは全く違う時間軸で生きているとも言われています。ほとんどの人達が来年の休暇のことを考えたり、目先の臨時収入などを考えたりする時に、こういった人達は10年後、20年後にどうなっていたいかを考えるそうです。彼らは複利の力を知っていて、それを味方につけます。今日投資した100ドルが500ドル、1000ドル、それ以上になることを知っています。
20代、30代から20年たつと50歳くらいになるわけですが、その時20代で買った物をまだ持っていてそういった物に囲まれて生活をしているのか、それともその時買わなかった代わりに投資をして増えたお金があるのか、この現実の違いをわかっているということです。それと同時にライフタイムのインフレを防ぐことです。これは成功か失敗かの分かれ道にもなるとも言われています。収入が増えたりすると、生活習慣も知らないうちに少しずつ上がり、支出も増えていきます。
こちらではよくライフスタイルクリープ、Lifestyle creepとも言われることです。昇進してお給与が増えると、住む場所や乗る車をグレードアップしたりすることです。
でもひっそりと裕福な人達は昇給したり、収入が増えても、まるで何もなかったように振る舞います。たまにはご褒美で何か高価な物を買ったりすることもありますが、昇給分を消費で全て使ってしまうことはないです。
そして多分これが大事なところになるとは思うのですが、Quietly wealthy peopleは複数の収入源を持っています。給与だけに依存せず、分散したキャッシュフローを持っていることなのですが、これは副業をたくさん持つという意味ではなくて、キャッシュフローを生み出す給与とは別のものを持っておくという意味です。本業以外に投資からの配当もそうだし、不動産で得られるキャッシュフローもそれにあたります。それが大きな金額である必要はないけれども、積み重なることによって複利の効果で増えていくというシステムを築くことです。
こういったシステムを作り、そして学び続けることこそが静かな富裕層と言われる人達の特徴でもあるそうですよ。
Happy investing!
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