個別株は恋愛や結婚と似ています。多分、長期で個別株をしている人には、ちょっと同じように感じる人も実は多いのではないかと密かに思っています。
1日1回、毎日、個別株を観察していると、変な動きをしているとよくわかります。女性の感はするどいです。
個別株はリスクも高いので、この株と一生添い遂げようと思ったら、やはりそれなりの覚悟も必要です。だから、ちゃんと経済状況も調べます。いわゆる財務諸表はきちんと調べます。そして、チャートの動き、ガイダンス、経営陣も調べます。収支の結果ばかりに目を向けるのではなく、どういう事業をこの先展開していくのかを知ることも、これから先伸びるかどうかで、大事な見極めとなります。大企業であればあるほど、頭の固いトップや、変化を嫌う上層部がいると、大きな会社でもなかなか株価はあがっていきません。収支だけでは見えない部分も広く調べていきます。簡単な企業情報はヤフーファイナンスでも調べられるし、それこそ会社のホームページに行けば、いくらでも無料で調べられます。しかも今はグーグル翻訳機能もありますから、便利ですよね。
私は個別株も、基本長く持つので、買う時は、長くおつきあいできるのか、今はもてはやされている彼だけど、10年たってもちゃんと誠実でいてくれるのか、今後の計画はどうなのか、お金はどのくらい持っているのか、身内との関係はどうなのか、などを調べて、この彼ならきっと大丈夫と思ったら、飛び込みます。
人間と違って、個別株のいいところは、複数の株君と結婚できることです。
今のところ、私の所有する株君たちは、安定して十分に稼いでくれているけど、中には選んで失敗した彼もいます。いいな、と思っておつきあいをし始めたのに、がっかりだった、とかね。それでも他のしっかり者の彼たちがいるから、失敗した彼の穴埋めもそれ以上にしてくれています。
勿論、長くおつきあいしている相手が、ちょっとマーケットの動きに連られて、気落ちすることもあります。でも、その時は一緒に苦境を乗り越えます。そして、一緒に乗り越えたからこそ、愛が深まる、というか、やっぱり彼でよかったと思うようになるのです。これ、長い結婚生活も一緒ですよね。
株君は毎日その動きを見ていると、彼自身何も変わったことはないのに、同じ仲間が、つまりセクターが落ちる時に、引きずられて落ちていくこともあります。あと、マーケット全体が下がった時にも、ひきずられて落ちていきます。そして、機関投資家のせいかどうかわかりませんが、理由もなく落ちていくときもあります。そういう時は、ここまで落ちるのはおかしい、という一線がなんとなくわかるようになります。そしてその線を超えて落ちて行くときに、私は買い増しをします。もう十分持っている銘柄については、買い増しはしませんが、株価が落ちても手放すこともありません。
個別株はその時のマーケットの心理的な過剰反応や投資家の判断ミスとか、まぁ色々な理由から、本当の価値からかけ離れてしまうこともあるのです。そのあと、自分の買い増しした個別株があがっていくと、やっぱり私の目に狂いはなかったと嬉しくなります。そう考えると、優良株を見つけるのは、良い伴侶を見つけるのにも似ています。ガイダンスや人の噂で良いことばっかり聞いて、いい男だと思って貢いだら、とんでもない男だったってことにならないように気をつけましょう。
私がおすすめする銘柄は、個別には言いませんが、身近にある、安定している、キャッシュをたくさん持っている、ちょっと落ちるときはあっても続けて利益をだしている、この会社あと10年はいるだろう、といった会社です。
そして、ここが個別株のおもしろいところなんですが、ずばりスピンオフしてくれそうな会社。こういった会社は直接身近にはありませんが、その中の部門がわりと身近にあったりします。スピンオフは個別株の醍醐味です。ちなみに、スピンオフとは、既存の会社から、ある部門を切りはなし、新しい会社を設立することです。ガーデニングに例えると、株分けというか、挿し木みたいな感じです。元の株から、新しい株をつくるような感じです。これは本当においしくて、すっごく簡単に説明すると、買ってもないのに、新しくできた会社の株を無料でもらえることになります。勿論、スピンオフにも色々あって、一定の条件を満たさないとスピンオフしても、もらえない場合もあります。
スピンオフの話は、具体例も含めて、またいつかお話できたらと思います。
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