義母の滞在で思ったこと

義父が亡くなってから、我が家によく1人で滞在する義母もすでに82歳。

若い頃は苦労もしたけど、でも自由にも生きてきた彼女。

若くして結婚した私、実は私自身が若い頃は苦手なタイプだった。周りがどう思うかは関係なく、自分の主張や自分のしたい事、好きな事を押し通す。

私は昭和時代を生き、協調や我慢を美徳とし、年配者を敬うという環境で生きてきた。移民してきたばかりの当時はガラスのように繊細な心(彼女に比べると、と云う意味で)を持った私に、彼女はおったまげだった。

ズケズケと人の領域に入り、ズケズケと自分の言いたい事をいって、育児もかなり口を出され、「もう我慢できない!」と面と向かってぶつかったことも過去に何度かある。

そんな彼女だから義弟のアメリカ人妻とは、ほぼ絶縁状態だ。

もっと若い頃の義母に言い返すと、100倍返しが来ていたからだ(笑)。

今回、昔話をしていた時、夫がまだ7〜8歳くらいの時に、友達と2人で子供2人を残して1ヶ月ほど海外旅行に出かけた事を話していた。「え?子供は誰が見ていたの?」と聞くと、夜は義父が、そして昼間は近所の友達がみていたというのだ。夫は「そういえば、そんなこともあったな」という程度。

「え、そうなの?」

これは、50年くらい前の話だ。

50年前、日本で、専業主婦で、こんなことをやっている人はまずいないだろう。アメリカにだっていたかどうかはわからない。

「楽しかったわ〜!」

そりゃ、そうだろう!と心の中でツッコミを入れた。

これだ、これなんだ。私は義母が苦手だったのではなく、多分羨ましかったのだと思う。自分がしたいことをして、生きていく。

義母は「私には娘はいないけど、あなたのような義理の娘がいて本当にラッキーだわ」と言うのが今では口癖のようになっている。

昔は「あなたは私の息子と結婚できてラッキーだわ」と言われていたのが、今では「私の息子はあなたと結婚できてラッキーだわ」に変化した。

企業価値、株価、ではないが、どうやら私も格上げされたようだ。


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