もうすぐ中間選挙

アメリカでいよいよ本格化してきた選挙シーズン。

私は政治や経済の生の情報を追ってはいますが、これはですね、経済蘊蓄、政治蘊蓄を語りたいからというわけでは決してないです。

投資で稼ぎたいと思ったら、経済や政治を自然と知るようになっただけなんです。いわゆるお金を増やす行為に結びついただけなんですね。

最近はこちらでYouTubeを開くと、政治系の広告や各候補者の宣伝、本当に増えてきました。私が住むここカリフォルニア州でも知事選の予備選挙の広告が毎日のように郵便ポストに届いています。こういうのを見ていると、「あぁ、中間選挙の年が来たなぁ、いよいよ近づいてきたなぁ」と感じます。

アメリカでは日本のように、ほとんど騒音公害とも言える音量の選挙カーが近所を回るということはないですが、支援メンバーが「応援よろしくお願いします」と、一軒一軒の家を回って歩いたりはしています。

今年のアメリカは、中間選挙だけではなく、FRB議長の交代もあり、新しい議長である Kevin Warshさん が、5月22日に就任宣誓されました。

さて、話は変わりますが、先日CNNを見ているとこんなニュースを見ました。

トランプ大統領の就任後、「経済が悪くなった」と感じるアメリカ人が増えているという調査がCNNで出ています。2024年の秋の調査では、アメリカ人は44%が今後自分達の経済状況は良くなると答え、38%が悪くなると答えていましたが、今回の調査の結果では57%が悪くなり、14%が良くなると答えたそうです。

あとこちらは共和党でも民主党でもない無党派と呼ばれる人達だけを対象にした投票結果、いわばスィングとも呼ばれる人達の投票結果です。

スイングと無党派はアメリカではまぁほぼ同じような意味として選挙で使われていて、選挙ごとに共和党と民主党のどちらに投票するかを決める有権者層のことです。

このスィングと呼ばれる人達は選挙の勝敗を大きく左右するため、両党が最もターゲットにする層で、特に​​大統領選の時にもスィングスティツは重要な鍵を握るとも言われています。そして、今回の調査ではそう言った人達は2024年の秋には自分たちの経済的状況がこれから良くなると答えた人達が40%いたのに対して、今は8%にまで落ちています。8%ってかなり落ちていますよね。

戦争が始まってからガソリン代もまた急騰しているし、トランプ大統領は以前インフレはおさまったと公言されていましたが、やはり生活費の大きな改善が見られないと、庶民にとってはどうしてもおさまったとは思えないんですよね。

選挙が近づき行方も気になり、物価のことで政策金利も気になり、とこういう時にはまた経済ニュースなどでは不安が増長されるような記事をよく目にするようになるわけですが、今日はちょっと違う視点を紹介します。

これは私がよく参考にしている世界で3番目に大きいとも言われている資産運用会社、 Fidelityのニュースレターからだったのですが、Fisher Investments のチャートを使用しながら紹介されていた内容です。これは以前、大統領選があった頃にも紹介していましたが、また改めて取り上げてみました。

すごく簡単に言うと、市場は権力者や政党にほぼ関係なく、ほとんどどの大統領の間でも右肩上がりを続けているということです。

米国市場では、歴史的にも長期的に上昇してきたことを覚えておくことが重要になってくるので、過去の大統領や、政党が変わったからといって株価が変動するというよりも、データー上では、大体ずっと右肩上がりにあって、その間に選挙もあるということを忘れないでいるほうが大切になってくると、いった内容のものでした。

このグラフを見てわかるように、より長い時間枠では、株式市場の全体的なパフォーマンスは、誰が大統領になっても、どの政党が議席を獲得しても市場は上がっていることを示しているんですね。

歴史的に見ると、「株価が上がっている期間の中に、大統領選挙や政党の交代も含まれていた」という見方のほうが、実は自然だっていうことになります。

もちろん中短期では、政権交代や政策期待で特定のセクターが上がったり下がったりすることはあるので、スィング投資をする場合は波乗りのようにその勢いに乗ることもできます。

でも実際には、「どの政党が勝つのか」「どの政策が通るのか」「どの産業が次の政権で恩恵を受けるのか」これをそこそこ予測はできても、確実に予測できて、予測し続けて全てが当たる人はいません。だって、正確に当て続けるのは、プロでも難しいですから。

だからこそ、長期投資では「政治イベントを予想すること」よりも、「投資を続けられる自分でいること」のほうが、大事だと個人的には思っています。

米国株式は歴史的にほぼ全ての党派的な組み合わせの元でプラスのリターンを平均化していますが、過去の歴史から見ると、アメリカの株式市場では、「大統領の所属政党と議会の多数派が異なる政党の場合、通称ねじれ議会って言うのですが、そういう時は株価が上昇しやすいと言うアノマリーもあります。

こちらがそのグラフになりますが、青色がdivided Govermentで、いわゆるねじれの状態、そして赤色がunifiedでねじれのない一致した状態でのリターンを表しています。

恐らく、ねじれ議会の場合は、行き過ぎた法案が議会でブロックされやすかったりして、企業側も現状維持が期待できるから、不確実性を嫌う市場が結果として安定するからなんでしょうね。

ウォールストリートにはGridlock is good for the marketと言う言葉もあるんですが、これは日本語だと政治の停滞は市場にとっては良いことだという意味です。

こうして考えると、歴史は参考にはなります。でも、市場の未来を保証してくれるわけではありません。投資の神様、ウォーレンバフェットさんも If past history was all there was to the game, the richest people would be librarians.「過去の歴史だけがゲームの全てだったら、最も金持ちな人々は図書館員だ」と言っていますし。

私は株式投資がただ面白くて好きだから続けていますが、別にチャート分析が得意というわけでもなく、企業分析だってプロというわけでもなく、能力があるというよりも、好きだから続いているという方があっているのかもしれません。

投資には、本当にいろいろなスタイルがあります。デイトレが得意な人もいれば、スィングが得意な人もいます。配当投資が好きな人もいれば、指数へコツコツ積み立てる人もいます。

その中で、自分の性格に合ったスタイルを見つけて、資産を積み上げていくこと。結局、それが一番大事なんじゃないかなと思います。

YouTubeやブログで発信を始めたきっかけは、女性にもっともっと投資を身近に感じてもらいたい、投資は資産家の人だけがするものではなくて、私のように貧乏だった人間でも誰にでもできるものだということを知って欲しかったからです。

投資は焦らなくても長くしていくうちに知識も経験も身についていくし、そのうち投資を続けている自分の隣に「複利の効果」さんが知らない間に伴走してくれていることにも気がつきます。

Happy Investing!


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